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都内にこんな温泉があったなんて

2013.06.30

さやの湯処 どお? 上の写真。なかなかの趣でしょ?

 これ、板橋区にある「さやの湯処」という日帰り温泉の禅庭と食事処なのである。

 都内にこんな日帰り温泉があったなんて、つゆ知らなかった。地方によくある、公営のつまらない日帰り温泉とは明らかに一線を画している。

 なにしろお風呂がいい。特に気に入ってしまったのは、薬草塩蒸し風呂。腰を屈めて穴蔵のような部屋に入ると、もうひとつ入り口が。さらに腰を屈めて中に入ると、そこは薬草がたっぷり含まれた、湿潤な空気が漂う暗渠。壺に入っている塩を掬い、全身に塗り込む。頭のてっぺんから足の裏まで。あとは座って、汗が出てくるのを待つだけだ。身も心も溶けてしまいそうになる。やがて、体の中の毒素が出ていくのがわかる。いや〜、多樂多樂。

 その後、穴蔵を出て、こんどは寝転び風呂に。その名の通り、薄く湯が張ってあるところに仰向けに寝そべってボォーッとする。いや〜、極楽極楽。

 座り湯もいい。石造りの椅子に座って、外の庭を眺める。後頭部あたりからお湯が溢れてきて、首や背中を流れる。いや〜、爽快爽快。

 ほどよく汗をかいたら、食事処で禅庭を眺めながら生ビールを飲む。体がワーイワーイと喜んでいるのがわかる。眠くなったら寝転がって眠れる畳の部屋もあるので、私にはうってつけ。

 強いて難をあげれば、食事の質だろう。これは大いに改善の余地ありだ。セルフサービスはいいとしても、注文の品ができたときに知らせるベルの音も騒々しくて興趣をそがれる。これも改善の余地、大ありだ。

 とはいえ、総合的には大満足。しかも、これで入場料は800円(土日は1000円)!

 安過ぎる! ほんとうにこの料金でいいのであろうか。

http://www.sayanoyudokoro.co.jp/

 (130630 第435回 写真は、さやの湯処の禅庭と食事処(公式サイトより)

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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