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紺碧の将

横浜・Fマリノスが呼んでいる

2007.10.01

 思えば、子どもの頃からサッカーが好きだった。野球も好きだったが、サッカーも好きだった。今のように野球とサッカーの人気が拮抗している時代ではなく、サッカーがあくまでもマイナーなスポーツだった時代から好きなのである。

 Jリーグが発足する前、日本リーグというアマチュアリーグがあり、読売と日産がライバルであった。子どもの頃から巨人が嫌いだった私は、当然のことながら読売も好きではなく、そのために日産を贔屓にしていた。蛇足ながら、当時、巨人が嫌いな人はほとんどいなかった。まして私は野球少年だったのである。それなのに長嶋にも王にも憧れなかった。当時好きだったのは、中日ドラゴンズの星野仙一やパ・リーグの選手だった。端的に言えば、私は子どもの頃から、多くの人がこぞっていいというものが好きではなかった。天の邪鬼なのだ。

 さて、Jリーグが発足して読売は東京ヴェルディになり(以前はヴェルディ川崎)日産は横浜マリノスになった(その後、フリューゲルスと合併し、横浜F・マリノスと改める)。

 横浜に事務所を構えたのも、もしかするとマリノスが呼んでくれたのかもしれない、と考えることがある。だから、久しぶりにサッカー観戦とあいなった。

 マリノスVS大宮アルディージャ。結果は0─2の完敗。マリノスは中盤を支配していたものの、最後の一手にアイデアも迫力もなく、また中沢率いるディフェンスラインは抜け穴だらけだった。長くイタリアサッカーに親しんできた私の目には、いかにもズボラなチームに思えた。これじゃあ優勝は無理だ。

 観客の少なさも気になった。国内最大のスタジアムを誇るのに、その日はたったの12,000人強。浦和レッズは1試合平均45,000人も集めるが、それって合併前の人口の約1割じゃないか。以前はJリーグのお荷物と言われていたが、熱心なサポーターが今のチームを作ったのだろう。

(071001 第14回 写真はマリノス・サポーター)

 

 

 

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