日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ
ラインホールド・ニーバー
 アメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉である。 第二次世界大戦時、この言葉を記したカードが兵士たちに配られたという。戦後はアルコール依存症患者への断酒メッセージとなった。 先日行われたWBA世界ミドル級王者決定戦で、奇しくも“不可解判定”というあまりにも不本意な判定で敗れたロンドン五輪金メダリストのボクサー村田諒太選手は、この言葉を座右の銘にしているという。試合後の紳士的な言動は、鍛錬された彼の精神の表れだったのだ。 変えられるものは、自分自身。 変えられないものは、自分以外のものだろう。 例外はあるにせよ。 自分自身にも変えられるものと、変えられないものはある。 手足の長さ、顔のパーツなど、持って生まれた造形は、基本的には変えられない。 これまた例外は…続きを読む
 
「色気」はすなわち「色彩感」。その人特有の色彩、「味」というものが、心情にも肉体にもにじみ出すことなのだと思う
円地文子
 劇作家であり小説家であった円地文子の言葉である。 古典文学に造詣が深く、『源氏物語』の現代語完訳は与謝野晶子や谷崎潤一郎についで広く読まれている。円地は谷崎に可愛がられたというから、女っぷりはもちろん、知的で魅力ある女性だったのにちがいない。「色気」という言葉はどうも、性的なものと結びつきやすい。 現に色っぽい人は異性の目を引くし、色っぽく見せようと表面的につくり込む人もいる。 そもそも「色気」と「色っぽい」は違うのだろう。 本当の色気というのは意識してつくれるものではない。 そこはかとなく漂ってくるもの。 内面からじわりと滲み出てくるもの。 無意識に身にまとったオーラこそ、色気、色の気である。 色気のある人というのは男女の別なく、人間的魅力にあふれている。 だから人は…続きを読む
 
私たちの財産は、私たちの頭の中にあります
モーツァルト
 神童と呼ばれ、古典派音楽の代表であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの言葉である。  なるほど、幼少期に体験した父との演奏巡業から生まれた言葉にちがいない。  持てる才能を活かしきり、35歳という若さでこの世を去ったモーツァルトの、その天才的な頭脳はまさにこの世の財産となった。    どれだけ多くの金品を持っていようと、あの世には持っていけないし、いつ何時、何が起こって失うかはわからない。  ましてや、物質的な豊かさが、必ずしも精神的な豊かさにつながるとは限らない。    形あるものは壊れる。  目に映るものは儚い。  この世は生々流転、無常の世界なのだから、それはそれで大いに意味がある。  だからこそ、モーツァルトのこの言葉は輝きを増す。  生きている今、この…続きを読む
 
人智のなかに隠れている不思議な鉱脈を掘り当てるには、不幸というものが必要なのだ
『モンテ・クリスト伯』より
 以前にも紹介した『モンテ・クリスト伯』より、ファリア神父の言葉を紹介しよう。  ファリア神父は主人公のエドモン・ダンテスが牢獄に幽閉されたときに出会った人物。ダンテスより数十年も前に幽閉されていた。  彼の教えによりエドモン・ダンテスは叡智を得、脱獄を果たし、その後の人生の舵取りを思うがまま操れるようになるのだが、それまでの絶望と苦悩は筆舌に尽くしがたい。 ファリア神父のこの言葉には続きがある。 「火薬を爆発させるには圧力がいる。監獄生活というやつは、ほうぼうに散らばっていたワシの才能を一つの点に集めてくれた。  才能は狭い領域でぶつかり合った。雲がぶつかると電気ができる。電気からは火花が出る。火花からは光がでる」 つまり、奥深くで眠っている才能を爆発的に開花させるには…続きを読む
 
君子財を愛す、これをとるに道あり
『宗門無尽燈論』より
 禅僧、東嶺禅師が『宗門無尽燈論』の中で書き留めた言葉である。 住友第二代総理事の伊庭貞剛が座右の銘としたことで知られているこの言葉は、「自利利他公私一如」と並んで住友の事業精神になっているという。 立派な人物は財を尊重し愛するもの。 企業や人が儲けるために働くことは、なにも恥ずかしいことではない。 一生懸命働くことは、自分自身はもちろん、国を豊かにすることにもつながる。 ただし、儲け方には道がある。 人の道にそれることなく、正々堂々と、理にかなった儲け方をしなければならない。 と、伊庭は考え実行した。 とかく人は「金」に振り回される。 なければないで、あればあったで。 金の出入りにそれほど意識を向けるなら、呼吸にももっと意識を向けてみてはどうか。 お金は空気とおなじ。 …続きを読む
 
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