日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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雨が触れば傘をさす。至極簡単、当たり前のことを適時適切に実行するところにこそ商売の秘訣がある

松下幸之助

 どの言葉をひっぱってきても格言になってしまう「経営の神様」こと松下幸之助翁の言葉。商売の秘訣とあるが、すべてに通じる普遍的な言葉だ。人生に迷ったり、働き方や経営に行き詰まったときこそ松下幸之助の一家言を。一条の光が差してくるにちがいない。
 
 当たり前のことを当たり前に。
 わかってはいても、なかなかそれが出来ないのが人というもの。
 人間はシンプルなものを複雑にするのが好きらしい。
 複雑にして遊んでいるのだろう。
 
 オランダの歴史家であるヨハン・ホイジンガが提唱したように、遊びは文化よりも古くて、人間活動の本質は「遊ぶこと」にあるのだから、人生も商売も、なんでも遊び心は必要だと思う。
 
 だとしても、この世には人間の力ではどうにもできない、動かしようのない宇宙自然の法則というものがある。
 
 春は花、夏ほととぎす 秋は月、冬雪さえてすずしかりけり(道元)
 
 生き物や季節の移り変わりがそうであるように、日々の生活はもちろん、仕事も商売にも、その性質、その時節にあった方法があるのは当然。
 できることとできないことを見極め、やるべきことをただコツコツとやる。
 作為なく、自然体でものごとに向き合っていけば、木を剪定するときのように、自ずと伸ばすべきところや改善、修復すべきところが見えてくるもの。
 
 技術の研鑽や能力開発は日常的に。
 やるべきときにやるべきことを。
 動くときと動かざるときの過ごし方を知る。

 そしてここがポイント。

 どんな時節もそのときどきの楽しみ方と喜びを知ること。

 

 ものごとの本質は、シンプルすぎるほどシンプル。
 
 松下幸之助も言っている。
「天地自然の理に拠っていれば、自然と成功するものだ」と。
(180615 第440回) 

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紺碧の将

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