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われわれは知性に生きるのではなく、意志に生きるのだ

鈴木大拙

 数回前にも登場した鈴木大拙の言葉をもうひとつ、紹介しておこう。

 著書『禅』には難解な禅の端緒が無数にちりばめられている。それゆえ、なんとなく禅がわかったような気になってしまう。勘違いもはなはだしい…か。

 

 禅とは何か?

 教外別伝、不立文字、直指人心、見性成仏。

 この四つをもって禅とする。

 

 ゆえに、禅とは何か?

 大拙翁いわく、

「禅は事実を扱うものであって、一般論を語るものではない。禅は人格の根源に直入する」

 ということらしい。

 

 はて?

 ますますわからん。

 と、思ったあなたに、大拙翁はさらに続ける。

「われわれは知性に生きるのではなく、意志に生きるのだ」と。

 これが禅であると。

 

 つまり、禅とは「こうあるべき」という社会(他人)が作りだした、規制や論説にもとづくものではなく、個々人の中から生まれた意志や考えによる行動だという。

 知識で得た「こうあるべき」が、いつの間にか自分の中の「こうあるべき」にすり替えられると、それに囚われて身動きが取れなくなり、生きづらくなってしまう。

 

 大拙翁も、はっきりと言い切っている。

 「禅とはひとりひとりの実際の体験であって、分析や比較によって得られる知識ではない」と。

 

 なにやら小難しい話になった。

 つまるところ、他人の意見ではなく、自分意志で決定、行動せよと言っているのだ。 

 それが禅を体得することになるのだと。

(170624 第324回)

 

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