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天分は、過保護にすると見えにくくなる

山田宏

 前衆議院議員であり前杉並区長の山田宏氏の思いと言動は、以前も今も一貫して変わらない。

「一人ひとりが自らの天分を生かし切ることのできる社会を」

 

 天分とはなにか。

 あえて説明する必要もないが、山田氏の言葉を借りて説明しよう。

「“おまえしかできないことをやってみろ”。一人ひとりの魂は、天からそう遣わされてやってきたのだと思う」

 

「自分にしかできないこと」が天分だとするならば、それをどうやって見極めるのか。

 

 山田氏はいう。

「方法は二つ。ひとつは好きなことをとことんやってみる。もうひとつは、いろいろ悩んでいることがあったとしても、自分の置かれている場所で、目の前の仕事を徹底してやってみる。自分が取り組んでいるものを最高の状態に磨き上げれば、必ず結果はでる。そのときに、何かが変わっているはずです」

 そして、こうつづける。

「ひとつ、はっきり言えることは、過保護にしてしまうと天分は見えにくくなってしまいます」

 

 子供を過保護にするとどうなるか。その答えは明らかである。

 では、自分を過保護にするとどうなるか。家族は? 企業は? 国は? 

 一人ひとりに天分があるように、家族にも、企業にも、国にも、それぞれに天分はある。

 

 自然界の生きものたちを見よ。

 それぞれの天分が生かされているのは、厳しい環境の中で生きているからこそではないか。

 

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