日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

感謝は、高潔な魂の証である。

イソップ(寓話作家)

感謝といってもいろいろの形がある。

「ありがとう」という言葉こそ感謝の象徴だろう。

 

子どものころ、だれかに「ありがとう」を伝えたとき、そこには雑念などなかった。
あるのは、ただただ感謝の気持を伝えたいという素朴でまっすぐな心のみ。

だから、子どもの発する「ありがとう」は、ああも純粋で、ああも美しい響きなのだ。
だから、子どもから「ありがとう」と言われると、大人どもは、妙に照れくさくなるのだ。

 

「体裁」や「保身」や「虚飾」や、時には「見返りの気持ち」。

年を重ねると、いつしか「ありがとう」のなかに、そういう類の「思惑」をこめるようになる。
大人になるにつれて、純粋な「ありがとう」が減っていくのだ。

 

しかし人間は、純粋であるだけでは成長も成熟もしない。
高潔な魂を育てる強い意志をつねに持っていなければ、人間はたちまち堕落する。

 

では、感謝すなわち「ありがとう」は、なぜ「高潔な魂の証」なのだろうか。

それは、「ありがとう」を伝える瞬間だけは無私になれるからだと思う。

感謝の対象が自分であることもなくはないが、多くは自分以外の存在に向けられる言葉だ。
「ありがとう」を伝えている間だけは、自分を忘れ、利己から離れることができる。
相手を想い、心をこめて「ありがとう」と伝えることは、誰でもできる「利他の実践」である。

その繰り返しが、己の魂を磨き上げるのだ。

(130724第78回)

 

 

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