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Weekly Interview

人の数だけそれぞれの人生があり、物語があります。 本ブログでは週に一回、インタビュー形式でさまざまな物語を紹介します。

Interview Blog Vol.15

好きなことを仕事にできるって本当に幸せなことです。

Morgenrot オーナーブーランジェ尾﨑琢也さん

2017.08.21

尾崎さん

独立までの道のり

パン職人を目指し、お店を持とうと思ったきっかけを教えてください。

 中学生の頃から、自分の腕ひとつで商売をすると決めていたので、高校を卒業して製菓の専門学校へ進みました。人の下で働くのも苦手ですし、職人になりたかったんですよね。

 最初はパティシエを目指していたのですが、専門学校ではじめてパンづくりを体験して、「これだ!」と思いました。上手に作れないんですけど、パンができ上がっていく過程が楽しかったですし、感動したのを覚えています。もう自分の道はこれしかないと思い、パン職人を目指しました。

お店をオープンするまではどのような道のりだったのですか。

 専門学校を卒業してから福祉施設でパン作りを教える仕事をしました。しかし、4年間働いているうちに、今のままではダメだと思いました。ただただ日々の業務をこなしているだけで、独立するための準備をまったくしていませんでした。

 考えはまとまっていませんでしたが、とにかくどうにかしなくてはという思いだけが強くなっていったので、一度その仕事を辞めることにしました。

そのお仕事を辞めたことで、気持ちや状況にどのような変化がありましたか。

 自分なりにたくさん考えましたが、具体的な答えは出ませんでした。結局また同じところで働かせてもらいました。

 一番の問題は、独立願望はあっても、現実味がまるでないという状況なんですよね。お店を開くために何が必要か、何をするべきか、どうしていいのかまったくわからなかったので。

独立に向けて動きたくても、どうしていいのかわからずに日々が過ぎていく。焦りばかりが募っていく状況ですね。

 一番悩んだ時期でしたね。パンの仕事を辞めて、別の道に進もうかとも思いました。

 そんな時に、学生時代の先生だった人が独立をしてパン屋を開いたのです。相談をしたかったし、パン屋の現場で勉強をしたかったので、お願いをして、私の仕事が休みの日にそのお店で働かせてもらうことになりました。

実際の現場はどうでしたか。

 自分に今までなかった経験や考え方を知ることができて、独立することがだんだんとリアルになってきました。実際の現場を知ることほど勉強になることはないですから。先生から独立のためのアドバイスもたくさんもらいました。

 休日になると朝5時から先生のお店に行って、そこで勉強したことを職場で実践して……。そんな生活が5年ほど続きました。休みはありませんでしたし、ほんとうに大変でしたけど、前に進んでいるという実感があって充実はしていました。

 

街のパン屋さんであり続けたい

Morgenrot(モルゲンロート)はオープンしてから今年で3年目ですね。実際に独立をされ、苦労することはありましたか。

 最初の1年間は大変でしたね。どのくらい来店していただけるのか最初はまったくわかりませんし、仕事のペース配分も上手にできていませんでした。

お店で工夫をしていることはありますか。

 お客様が店内を歩きやすいように、ゆとりのある空間にするように心がけています。あとはご年配の方もいらっしゃるので、待ち時間などに座ってもらえるよう、椅子を用意しています。

 お店の前に小学校があるので、小さい子供がパンを見て取りやすいようにもしていますね。

尾崎さん

さまざまなパンが並んでいますが、中にはリーズナブルなものがありますね。

 これだけ買ったのにこの値段なの? ってお客様に心配されることがあります(笑)。

 昔ながらのコッペパンとか、チョココロネとか、メニューには子供が食べやすいものを意識しているものがありますが、そういうものを子供が1、2個気軽に買うことができる金額にしたかったんですよね。

やりがいはどんなところに感じますか。

 一度来てくれたお客様にまた来ていただいた時、それで美味しかったと言ってもらえたら最高です。疲れなんて一気に飛んでいってしまいますよね。

 あとは考えることがたくさんあることですね。失敗したことと良かったことを思い返しながら工夫を続けて日々成長をしていけることです。考えることが好きなので、ほんとうに楽しいですよ。

将来の目標をお聞かせください。

 小さい子供からお年寄りまで来てもらえるような、親しみのある暖かい“街のパン屋さん”であり続けることですね。

 あとは定年のない仕事ですから、できる限り続けていきたいですよね。好きなことを仕事をできるってほんとうに幸せなことだと思いますから。

Information

ゆとりのある空間にアットホームで暖かな雰囲気。種類豊富にパンが並ぶ、まちのパン屋さん。店員さんが笑顔で元気いっぱいにむかえてくれます。

 

【Morgenrot(モルゲンロート)】

〒329-2752 栃木県那須塩原市三島2-10-6

TEL.0287-37-7010

営業時間:AM9:00〜PM7:00

定休日:日曜日・第2月曜日

 

尾崎さん

 

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