多樂スパイス
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Introduction

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。(テキスト/高久 多美男)

BLOG TarakuSpice Topics

花の命を木に彫り込む
2013.08.30
 念願叶い、美術家の須田悦弘(すだ・よしひろ)氏を取材した。 木を素材に彫刻をしているが、本人は美術家を名乗っている。彫刻だけではなく、空間全体を創造する現代美術でもあるからだ。着色は、日本画の岩絵の具を用いているので、日本画家の要素があるとも言えるだろう。 モチーフは花や雑草のみ。しかも、すべて原
 
蹂躙された歴史の証人
2013.08.25
 島根県松江市は、マンガ『はだしのゲン』を教師の許可がない限り、生徒が閲覧できないようにしたが、今、そのことが物議を醸している。 ふだん、ほとんどマンガを読まない私だが、つい最近、NHKの番組でその存在を知った。広島での自身の被爆体験が創作のきっかけらしいが、「日本軍はアジアで3000万人を虐殺した
 
心を裸にする
2013.08.21
 どうして山に登るのだろう。われながら不思議だ。まして、今回のように非常につらい体験をした後は、二度と登る気になれないとなってもおかしくはない。しかし、早くも来年のリベンジを誓っているのだ。 おそらく、心を裸にしたいのだと思う。われわれは通常、衣服を着用しているが、心にも衣服を着せている。それは習慣
 
絶景とカズオ哲学
2013.08.17
 前回に続き、登山ネタを。 体調不良により苦しい行脚を強いられたことはすでに書いた通りだ。 しかし、一方で、体のなかの悪いものが猛烈な勢いで燃えてしまったような感覚も覚えた。なにしろ、汗の量がハンパじゃない。首に巻いたタオルは、絞ると汗がしたたるほどぐっしょりに濡れた。頭から出た汗も大量で、帽子がと
 
苦しみと引き換えに得たものは
2013.08.13
 夏恒例の登山に行った。今回は北アルプスの蝶ヶ岳山頂で一泊し、翌日、常念岳へ縦走し、前常念岳を経て下山するというコースを予定したが、結果から先に書くと、常念岳登頂は叶わなかった。 事の発端は、出発する前日、都内から宇都宮へ移動したことだった。宇都宮でカズオ氏と合流し、車ででかけるのでそうするのだが、
 
再び、走る男に
2013.08.08
 最近、走っている。 以前は生活のなかに「走る」という行為が当たり前のようにあった。ホノルルマラソンに参加したこともある。海外旅行をしても、現地で走っていた。10キロ走で自分なりにタイムを追求していた。真夏の炎天下、近くにある陸上競技場の周りでインターバルトレーニングをしていた。1周、だいたい800
 
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