多樂スパイス
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Introduction

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。(テキスト/高久 多美男)

BLOG TarakuSpice Topics

時の堆積を愛した画家
2012.03.29
 枯れゆく植物に思いを馳せ金属で創作を続けるモリソン小林氏、枯れてしまった雑草の次は、廃墟の画家である。 ユベール・ロベール。 こうも続くと、よっぽど高久ってヤツは枯れたもの、壊れたものが好きなんだなと思われるかもしれないが、事実、その通りなのである。 その証拠に若い人にはあまり魅力を感じない。枯れ
 
命をまっとうした姿
2012.03.25
 前々回、植物たちの彼ゆく姿に哀惜の情を込め、金属で作品を創っているモリソン小林さんのことを書いたからというわけではないが、じつは私も最近、そういう心境になっている。 それに気づくことになる、事の発端は昨年の夏頃のことである。白いツバキの鉢植えに突如、雑草が生えてきた。「雑草という植物はない!」とい
 
狂った桜が散るのは
2012.03.21
 私は音楽がないと生きていけないほど、音楽が好きだ。タワーレコードのコピーに、「No Music, No Life」というのがあったが、それに近いかも。 しかも、クラシック(バロックから近現代まで)、ジャズ(主にスタンダードジャズ)、ポップスまで、幅広く聴いている。ポップスとひとくちに言っても、米英
 
金属で表現された植物の命
2012.03.17
 先日、モリソン小林氏を取材した。 モリソンとは、ジム・モリソンの「モリソン」である。ジム・モリソンの名を自分の名前に冠してしまう勇者はどんな面構えをしているのか、興味津々であった。 さて、実際に会ってみると、意外な感じがした。一見、ごっつそうだけど、 ハートの塊のような男である。知的で礼儀正しく、
 
人間は進歩しない生き物
2012.03.13
 インドのムンバイ近海のエレファンタ島に広大な石窟寺院がある。その島はシヴァ神信仰の中心地であり、列柱ホールの最深部にある3体のシヴァ神は高さ6メートル弱ほどもある。4世紀から6世紀にかけて造られたと言われているが、どのような手法を使って、壁面にあのような石像を施したのか、想像すらできない。 「イン
 
いい仕事場には、いい気の流れ
2012.03.09
 先日、取材のため、大田区にある北嶋絞製作所を訪れた。 絞りといっても、「絞り染め」の絞りではなく、金属の絞りである。「へら」という道具を使って、金属の板を湾曲させていくのだ。小さいものでは容器の蓋、大きいものではパラボラアンテナや宇宙ロケットの燃料タンクの先端など、いろいろなものを絞っている。 北
 
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