多樂スパイス
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Introduction

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。(テキスト/高久 多美男)

BLOG TarakuSpice Topics

命は線ではなく、円環
2012.02.26
 松尾芭蕉の『奥の細道』は次のような有名な導入部で始まる。——月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。(月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年もまた
 
景観に映る、住む人たちの心情
2012.02.22
 また、パリの話になってしまう。 パリとは不思議な街で、あれだけ多くの観光客が訪れるのに、それを最大限観光収入に結びつけようとはしない。旧市街地にはほとんど高層ホテルがないし、外国人向けのていねいな看板・標識の類も少ない。日本人やアメリカ人的な発想であれば、ジャンスカジャンスカ新しいホテルを作って、
 
生きる意味、再認識
2012.02.18
 生きるってなんだろう、死ぬってなんだろう? 今回ほどそのことを考えたことはない。今まで、そういう問いをしてきたつもりだった。しかし、頭で考えるのとハートで感じるのとでは天と地ほどの開きがある。そういうことをまざまざと思い知らされた。 大竹はわずか28年の生涯だった。私はすでに52年も生きている。そ
 
早すぎる死
2012.02.14
 弊社(ジャパニスト株式会社)の唯一のスタッフ・大竹智浩が去る2月10日、急逝した。文字通り、夭折といっていい。 未明、睡眠中の出来事だった。前日までいつもと変わらず仕事をしていた。風邪気味だったことを除いては。それなのに、あまりにも呆気ない最期だった。たぶん、本人も自分が死んだことがわからなかった
 
書店の、ある理想型
2012.02.10
 本を食べて大きくなったような私にとって、これほどワクワクさせてくれる本屋は他にない。 昨年12月にオープンしたばかりの代官山蔦屋書店。あのTSUTAYAを経営する増田宗昭氏が、「こんな本屋を作りたかった」と思いの丈を込めて作った書店である。 出版業のはしくれとして、今の書店のあり方に疑問を抱いてい
 
いったい誰が創造したの科
2012.02.06
 「わからねえ、どうにもわからねぇ」 黒澤明の名作『羅生門』の冒頭。激しく雨が降り続けるなか、羅生門で雨宿りをしている男が独り言をつぶやく。ある殺人事件に際して証言した3人の供述内容がなるで食い違っており、どうにも「人間の本性がわからねぇ」と。 私も花をつぶさに眺めるたび、心のなかで、「わからねえ、
 
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