多樂スパイス
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What's TarakuSpice?

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

Blog TarakuSpice

エリゼ宮は遠かった
2008.12.06
 時には古いネタを使おう。一度は行ってみたい場所のひとつにパリのエリゼ宮があった。 『魂の伝承』を執筆するため、フランス料理の歴史について調べていた時、フランスは食をからめて外交戦略をしているということを知って、なるほどと思い、以来、エリゼ宮に行ってみたいものだと思っていたからである。 チャンスは存外早くやってきた。ある秋の日、パリに滞在していた時、偶然翌日がフランスで制定されている「私たちの財産記念日」であるということを知ったのだ。聞けば、毎年春と秋にそれぞれ2日ずつ、ふだんは一般に開放していない国の施設を開…続きを読む
 
松下政経塾主催の懇談会
2008.11.30
 去る11月21日、「松下政経塾政経研究所 日米次世代会議プロジェクト パトリック・クローニン氏、フランク・シルフォ氏を囲む懇談会」に出席した。場所は永田町の参議院議員会館。永田町界隈は、今までまったく縁がなかったエリアであるのに、なぜ、私がそんなところに出没したのか? うーむ、これはいまもって実に不可解である。 参加者は10数名。ゲストスピーカーである二人のアメリカ人を除き、私ともう一人以外すべて政経塾OBの政治家及び政治関係者ばかり。会議室に入ると、机の上の英語のネームプレートが目に入り、「おや?」。 会議…続きを読む
 
ある芸術の愉しみ方
2008.11.23
 3人で飲む時にウマの合う組み合わせがある。 私の場合は、以前、このブログで紹介した、日仏料理とも言える〈環坂〉の坂寄誠亮シェフと陶芸家・島田恭子女史(いずれも『fooga』特集で紹介)という組み合わせが、その好例だ。坂寄シェフがお気に入りのレストランに極上のワインやシャンパーニュのコレクションを持ち込み、3人でたらふく飲み、食べ、熱く語るということを年に何度かしている。 坂寄シェフは宇都宮で独自のスタイルを築き上げた稀有な料理人(日本広しといえど、あのようなスタイルは他にないだろう)、島田女史は桜をテーマにし…続きを読む
 
文化遺産の使い方
2008.11.19
 ぜがひでも泊まってみたい……。そう思えっていた宿があった。 長野県小布施町の桝一客殿。桝一市村酒造場(小布施を再興させた小布施堂と同じ経営)が昨年オープンさせたホテルというか宿である。古くからあった蔵の良さを生かしつつも、随所に手を入れ、快適性をあげている稀有な例だ。設計者は誰かわからないが、アジアのスモールラグジュアリーホテルを参考にしたであろう痕跡が数多く見受けられる。 まず、商業臭がないところがいい。フロントはいたって簡素で、迎えるスタッフたちは全員ハッピ姿。フロントの背後にはガラス越しに屋根瓦が積んで…続きを読む
 
街のDNA
2008.11.14
 松本市にある旧開智学校へ行った。炭焼き師の原さんと飲んで松本に泊まり、その翌日、歩いて松本城〜松本神社〜旧開智学校へと行ったのである。 なんと風情のある、そして厳かな学校だろう。明治6年に開校され、昭和39年に閉校されるまでの90年間、多くの人材を輩出している。 右の写真の通り、なんてったって外観のデザインがお洒落。和風と洋風が調和していて、白壁と薄いブルーの組み合わせも絶妙だ。 校舎内もきちんと保存されている。当時の机や椅子、黒板、ダルマストーブなど、思わず小学生の頃の記憶が甦る。床板はとても美しく磨き上げ…続きを読む
 
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