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自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

Blog TarakuSpice

高久、怒り心頭に発す

2009.05.17

 『fooga』を愛読してくれている青年(軽井沢在住・26歳)が、二荒山神社前のマンション工事現場を見たいということで宇都宮に来た。本誌の記事で知って驚き、どうしても見なければなるまいと思ったらしい。

 迎えたのは、当建設問題で反対活動をしている佐藤拓夫氏と私。

 あらためて見て、驚き、呆れ、怒り心頭に発した。バカじゃないの! と何度口に出したことか。

 まずはじめに参道の東側に建つ「表参道スクエア」に入った。高久、初入館である。今まで怖くて近づけなかった。あまりのバカらしさに卒倒してしまうのではないかと思って……。

 莫大な国税・県税・市税を投入して建てられた同ビルは名前こそ立派だが、中は閑古鳥しかいない。真新しいだけで、何の魅力もない。税金で作ったビルで景観を壊し、フロアが空いてしまっているので市がワンフロアを購入し、あろうことか出張所として使っているが、本庁がすぐ近くにあるのだからわざわざそこへ行く人などいるはずもなく、ガラーンとだだっ広い空間にヒマそうな職員が時間を持て余しているだけだった。仕事がないのだからやむをえないと思うが、仕事をしていない職員の姿を市民にさらしておくのはかなりまずいと思う。即刻閉めて、倉庫にでもした方がいい。

 同ビルの上層階から建設現場を撮った。それが右上の写真。

 参道の階段を上がったところには二荒山神社の境内がある。杜に囲まれ、実に厳かである。起源をたどると、大化改新以前に行き着くという。もちろん、神々の棲む場所だ。

 そういう場所の前に24階建てのマンションを造るというのは、いったいどういう了見なのか?

 地元商店街、政治家、ディベロッパー、販売会社など、欲の皮の突っ張った連中が首を揃えて計画したことは明らか。なんと街の歴史をズタズタにする行為に国税が投入される。ということは、国の推進事業ということができる。こういうところを見ても、自民党政治の限界は明らかだ。

 腐ってる! バカも極まれり。売る人がいるということは買う人もいるということだろう。最上階は億ションになるというが、私ならタダであげるよと言われても断る。当たり前だけど。

 その後、我々はプラモデルのような宇都宮城(ここも高久初入場)を見て、さらにがっかりした。平安時代末期から22代続く歴代の城主が天国で泣いているだろう。

 われわれは思いっきりへこんだ。どうしてこうもバカなことがまかり通るのだろうね、と。その後、「環坂」の夕食でへこんだ気持ちをアジャストできたからいいようなもの、じゃなかったら寝付きが悪かっただろう。

 今、つくづく思う。このようなろくでもないことを推進しているのは大半がオジサンたちだ。いい歳をしたオッサンたちが欲得のために取り返しのつかないことをし続けている。若い年代も少しはいるだろうが、ほとんどはある程度社会的な地位をもつオッサンたちだ。もちろん、世の中には素晴らしいおじさんもいるから全員がそうだとは言わない。

 だから、思う。悪いことばかりしているオッサンたちはお願いだから、早いところ退場してほしい、と。引退して家庭菜園をやるとか、電車を追っかけるとか、社会に害毒のないことをしてほしい。

 悪い話題ばかり書いたが、一方、宇都宮では大谷石の蔵をレストランやギャラリーなどに再生する動きが活発である。それらを手がけているのは大半が若い世代である。このことは宇都宮だけに限らず、全国共通の現象だと思う。高度経済成長の味が忘れられず、公金を無駄遣いせずにはいられないオッサン世代と、彼らを「反面教師」として、本当に価値あるものを見いだそうとしている若い世代、この両者には信じがたいほどの溝がある。

 もう一度言う。国土を壊し続けるオッサンたちは早く引退してくれ。お願いだから。

(090517 第99回)

 

 

 

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