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自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

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生と死の円環

2016.04.11

地に還る 時あたかも花ざかりである。私が庭のように使っている(?)新宿御苑では、さまざまな種類の花が咲いている。ソメイヨシノはほぼ散ってしまったが、むしろこれからの方が面白い。

 外国人観光客の急増を受けてか、外国人が多い。やはり、国籍を問わず、美しい花を見たいのだろう。
 今年は4月2日(土)と3日(日)の両日がとんでもない人の数だった。桜の開花とはいえ、こうまで人で溢れかえったのは見たことがない。
 その一週間後の週末も門の前にはおびただしい人の列ができていたが、一週間前と比べるとかなり減った。ソメイヨシノのピークが過ぎたからだろう。
力尽きて 自分の心もちにおけるここ数年の傾向なのだが、花盛りもいいが、枯れていく姿もいいと思っている。なんというか、花の心情が伝わってくるのだ。花はなにも語らないが、多くを伝えてくれる。それは命の輝きを終え、死の世界へ還っていく前の方が如実だ。
 『葉っぱのフレディ』そのものだ。まさしく命は円環なのだ。たまたま形(肉体)を与えられているのがこの世というだけで、また円環に戻って行く。その自然な流れを花たちは教えてくれている。
 寒い冬の間、じっと力をたくわえ、時期を逃すことなく命を謳歌する。存分に力を出し切った後は、枯れて地に落ち、他の生き物のために自分の身を使う。ただし、命は消えない。ただ、物体から離れただけだ。
 そういう円環は、花だけではなく人間にもあるはず。
(160411 第629回 写真上は地に還る椿、下は力尽きたリンドウ。いずれも新宿御苑) 

 

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