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自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

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本来みな、人生の達人

2015.09.17

P012-013 人生の達人・1章扉 1年前くらいから進めてきた本がようやく完成した。

 山村達夫著『本来みな、人生の達人』。山村氏は宇都宮市でまこと幼稚園などを経営する、幼児教育の第一人者だ。
 幼児教育はすなわち親への教育であり、ひいてはすべての人間に通ずる人間教育である、ということがこの本を編むプロセスのなかでわかった。子供に対して、「○○しなさい」と言う親が多いが、その親の人間性がなっていなかったら、その発言に説得力はない。そう考えれば、あまりにも当たり前のことだが、世間ではそういうことさえ忘れられていることが多い。
 タイトルは不肖・私がつけた。いつも思っていることである。しかし、現実はそうなっていない。どうしてなんだろう? と思うことが多い。
 ものすごく低い確率(よく言われるように、宝クジに何百回も連続して当選するような)でこの世に生まれてきたからには、それぞれがなんらかの意味を負っているはずだ。まさか、「この世に誕生させてあげるから、せいぜい苦しんでこい」と言って「サムシング・グレート氏」が送り出したわけではあるまい。「自分らしさを発揮して世の中に対してなんらかの役割を果たし、その結果、あなたも楽しく充実した人生を送ってきなさい」と言って送り出していると私は想像している。
 しかし、効率や合理性やヘンな常識やゴミにもならない雑多な情報が悪さをして、一人ひとりの個性が発現することを阻害し、それによって人間を部品化し(取り替えのきく)、経済効率は上げたものの、一人ひとりの閉塞感は高まる一方という状況になってはいまいか。
 そこから脱却するには、自分の本質を見つめ、知り、それに合った生き方をすることだ。不肖・私が主宰する「多樂塾」もそれを目的としている。
 さて、この本の中身を的確に表すのは難しいので、帯や本書にあるコピーをいくつかあげてみよう。
「人生の達人は、想像するちからに支えられている」
「褒められれば人は嬉しいし笑顔になるものです。そういう笑顔を小さいうちに心の中にたくさん咲かせられた子供は自己肯定感が強く、将来大人になってからも、なにに対しても積極的に取り組んでいけるのです」
「好きなことが学びにつながり、やがて仕事になる。人間開花にもっとも重要なのは、学びつづけるということなのです」
「仕事をすることは、生まれてきた役割を果たすこと」
 まさに「子供の世界に学ぶ『人生の書』」である。
http://www.compass-point.jp/book/
(150918 第580回)

 

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