多樂スパイス
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自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

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同じ土俵に乗る愚

2014.03.15

レッズの横断幕 私は『Japanist』というタイトルの雑誌を編集しているためか、ときどき「右翼ですか」と言われることがある。タイトルに「Japan」があるからだろう。その都度、呆れるほかはないのだが、そういうことを言う人の大半は、ある特定の年代の男性だということに気づく。端的にいえば、団塊の世代である。

 もちろん、私の周りにも60代以上の男性がたくさんおり、ほとんどは心ある人にまちがいはないが、一方、「国を語るヤツは右翼」「国は個人の権利や自由を阻害するもの」と頑なに信じている人が多いのも事実。あるメーカーの調査によれば、クレーマーの多くが60代以上だというが、それも根底ではつながっているのだと思う。

 ある方が言っていた。「たしかに、われわれは、主張しろ(Speak out)と言われてきた。その影響が今でも残っているのかな」と。

 私はもちろん、右翼ではない。というか、そう思われるのははなはだ心外だ。右翼とは、「日本だけが素晴らしい。外国人は出て行け」というようなことを主張している人たちだと思っているが、私は、「日本人も素晴らしいが、欠点もたくさんある。それに、外国人にもそれぞれ長短所がある」と思っている。日本で生まれた日本人なので、日本を贔屓にするのは当然だが、「日本だけがいい」とは思っていない。だから、国粋主義者は嫌いである。

 先日、浦和レッズのサポーターが人種差別を意図する横断幕を掲げ、処分がくだった。まったく愚かだと思う。たしかに、中韓との関係は最悪だし、近未来にわたって改善の見込みはないと思った方がいい。しかし、他の国々とは友好関係にある。その上、中韓との関係は悪くても、個人は別だ。良識のある中国人や韓国人もいるはず(出会ったことはないけど)。しばしば、中国人は日系企業を破壊したり、韓国人は日の丸を焼いたりなどの愚行を侵すが、それと同じ土俵に乗ってはいけない。そんなことをしても、日本の評価が上がることはないということがなぜわからないのだろう。それに、今回の事件を中韓のメディアが報道し、それをまた朝日新聞や毎日新聞などのメディアが逆輸入し、「右傾化している」と批判の矛先を安倍さんに向けるのは目に見えている。

 国と国の関係は、これからもっともっと難しくなっていくだろう。そういった状況下、国の舵取りを担っている方々の心労は察するにあまりあるが、冷静かつ毅然と対応してほしいと心から願う。中韓や国内の反日メディアにつけいる隙を与えてはいけない。

(140315 第493回 写真上は問題の横断幕)

 

 

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