多樂スパイス
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自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

Blog TarakuSpice

豹さんにお歳暮を

2013.03.02

野生のレパード ♪アフリカへ行ったなら動物さんによろしくと……。

 そんな歌などあるはずもないのに、勝手に口ずさんでいる。

 

 アフリカと言えば定番のサファリドライブを、ボツワナのチョベ動物自然公園で楽しんだ。

 そのテーマで書く前に、ジンバブエからボツワナへ入国する際のエピソードを。

 出国審査のために並んでいるときだった。すぐ後ろにいた白人が、私と同行していたカズオさんに「ニイハオ〜」と声をかけた。

 私は一気に血圧が跳ね上がったのを抑えながら、「We are Not Chinese」と答えた。

 その白人は、フィンランドから来たという。たしかに彼らから見たら、日本人、韓国人、中国人の区別はつかないのかもしれない。

 しかし、間違われる身としてはゆゆしき問題である。くしくも今回のアフリカ旅行は香港経由、しかも春節直前であることを忘れていた。とにかく、どこへ行っても中国人団体客ばかりなのだ。

 彼らがグループになれば、どんな事態になるか。まず、ところかまわず大声で喋り散らすので台風のごとき騒音となる。ホテルの朝食ブッフェでオムレツをつくってもらうために並んでいても、途中から割り込んでくる。禁煙の場所でもまったくお構いなしでバカスカ吸う。その他、彼らの行状を書き連ねるだけでまたまた血圧が上がってしまいそうなので、この辺でやめておく。とにかく、それくらい傍若無人なふるまいが目立つ。ほんとうに孔子を生んだ国なのだろうかと呆れ果てる。

 そんなこともあったので、「ニイハオ」と声をかけられ、できうる限りイヤな表情をしたのだった。

 それを察してか、そのフィンランド人は、日本人とフィンランド人の共通点を並べてきた。古来、魚を生で食すのは日本人とフィンランド人だけだとか……。

 「あなたはほんとうはサンタクロースさんだろ? 今はこうしてアフリカに来ているけど、冬になったら白いヒゲを伸ばして子どもたちにプレゼントを配るんじゃないの?」などと言って、大笑いをした。

 その後、訊いてみた。トーゴービールを知っているかと。彼は「もちろん!」と威勢よく答えた。すかさず、アドミラル・トーゴーは? と訊いてみた。再び、「もちろん!」という答えが返ってきた。

 ひるがえって、日本人はどれくらい東郷平八郎のことを知っているのだろうかと暗澹たる気持ちになってきた。トーゴービールを飲んだことのある人はどれくらいいるのだろうかと(実際、一般の酒屋で売られていないのだから飲めるはずもないのだが)。もちろん、悪いのは日教組である。

 前置きが長すぎた。サファリドライブであった。

 ジープを大きくしたような4WDに乗って、国立公園になっているサファリをドライブした。ゾウさん、ワニさん、バッファローさん、カバさん、シカさん(野口英世のお母さんみたいだな)など、いろいろな動物を見ることができた。なかでも豹さんに遭遇したのは幸運だった。当たり前のことだが、動物園にいる豹さんとはまったくちがう。もちろん、大阪あたりに出没する全身豹柄のおばちゃんともちがう。均整のとれたプロポーションと肉食獣特有の緊迫感など、気がつくと口を開けて見とれていた。

 エアロコンセプトの菅野さんによれば、「それは仕掛けられていた演出だよ」ということだが、たしかにそういう一面もあるとは思う。が、まさかエサまでは与えていないだろう。暑い昼間は体力を消耗しないように寝ていることが多いらしいが、あそこで遭遇したのも何かの縁。今年の暮れは津川清子さんの特製シカの燻製をお歳暮で贈ってあげようかと思っているのだが、問題は住所がわからないということだ。おそらくこのブログも読んでいないだろうし、住所を知る手立てがなく、困っているのである。

 (130302 第405回 写真は、サファリで遭遇した豹さん)

 

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