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自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

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もっと日本人の力を信じよう

2011.11.12

 我が家の海は、ネコのくせに難しい問題について語るのが好きだ。今回は、な、なんと、TPP問題について語っている。以下、その一部を抜粋。

 

 「野田さんもようやく決断してくれたわね。日本が自由貿易に参加しないという選択肢はありえないのに、よくもここまで時間を引き延ばしたものだわ。野田さんの前の人たちがだらしなかったから、仕方がなかったともいえるけど。

 当初、TPPに反対する人は、既得権益を奪われる人たち、例えばJAなど特定の人たちと、その人たちを票田にもつ政治家だけだと思っていたけど、反対派が意外にも多くてネコもビックリ。たぶん、反対派がばらまいた情報が拡散し、TPPのことなどまったくわかっていない人たちが反対に回った結果なのだろうね。まさしく、TPPオバケ。

 そういう手法はどこかで聞いたことがあると思っていたら、日米安保闘争がそうだった。もちろん、私はまだ生まれていなかったけど。

 つまり、“アメリカの手先・岸信介を首魁にした日本帝国主義がアメリカ帝国主義と結託し、アジア再進出を図るために日本の永久基地化を目論み、日米安全保障条約の改定を画策している” という物語が流布した。それが国家の安全保障の本義などまったくわからない若者に伝播し、過激な安保闘争につながった。そのレッテルを貼ったのは、ソ連共産党から指令を受けた日本の共産主義者だったこともわからずに。

 そういう風に、「作り話」というのは一人歩きする。それだけではなく、今回は「オバケ」になってしまった。あー、こわいこわい、オバケはこわい。TPPがなんのことかわからないけど、とにかく反対だ。あれはアメリカの策略だ、陰謀だ……。

 だいたい、そんなもんじゃないかしら。くわばらくわばら、下腹したばら。

 ただ、TPPに参加すればすべてがバラ色ということでもないのは事実。極端な話、進むも地獄、退くも地獄という状況に近いかもしれない。

 だって、自由貿易ということは競争が激化するということ。

 でも、世界が自由貿易に向かっているのに日本だけ高い関税をかけていたら、間違いなく1億2700万人は食べていけなくなる。ネコも食べていけなくなる。江戸時代ならまだしも、現在は当時の4倍以上の人口を抱えている。一人当たりの食料摂取量もエネルギーの消費量もケタ違いに大きい。それを海外から調達するには、貿易をして稼がなければいけないという根本がわかっていないから、「TPP反対」と言えるのじゃないかしら。うー、鞭はコワイ、じゃなく、無知はコワイ。

 それから、TPP反対の人たちは、自由貿易に参加しない場合の対策を考えていないと思う。世界の貿易から取り残され、どうやって日本国民が食べていくのかなんて、考えたこともないだろう。自分の既得権益の方が大事だからね。高い関税をかけられて輸出競争力がなくなれば、海外から労働者を受け入れて安い人件費でモノを作るか、あるいは工場を丸ごと海外に移転する以外にない。そうなったら、ただでさえ雇用情勢が悪いのに、一気に悪化し、失業者が街にあふれ出すことになる。社民党や共産党は、企業に対して厳しいことを言うのに、雇用を増やせとも言う。いったい、どっちなの? と言いたいわ。反対して要求するだけならネコでもできるって。

 自由貿易の枠組みの中での自由競争。たしかに、既得権益に守られていた人たちにとっては、大変なことでしょうね。でも、これを機に、そういう人たちには退場してもらいたいわ。もっと、やる気のある人たちに交替してほしい。『農業が壊滅的な打撃を受ける』とバカのひとつおぼえのように言っているけど、すでに自由競争の波にさらされているネギやホウレンソウ、サクランボ、キウイフルーツなどは世界でも健闘していることを知らないんじゃないかしら。日本人は目標があれば、頑張れる民族だっていうことを忘れちゃいけないと思う。

 TPP反対の人たちは、自分たちの力を過小評価している人たちとも言えるわけ。もちろん、最大限努力したけど立ちゆかないという農業分野に対して、なんらかの支援をするのは当然だと思う。でも、最初から競争を否定するのは筋違い。

 肝に銘ずべきは、自由貿易の反対、つまり保護貿易が結果的に飢餓を生み、戦争の遠因になっているという人類の歴史に学ぶ必要があるということ。人類のことをネコが言うのもなんだけど。

 TPPによって、格差が拡大するのは避けられないと思う。でも、それは解決可能な問題。みんなが路頭に迷うことになるより、はるかに簡単な問題。だったら、先へ進むしかないんじゃない。みんなで得体の知れないものを怖れているより、ぶつかっていかなきゃ。今まで日本人の祖先はそういうことを乗り越えて、この繁栄を築いてきたんだから」

 

 今どきのネコはいろいろ勉強しているねぇ。

(111112 第295回 写写真は良からぬことをして主人に叱られ、反省中の海)

 

 

 

 

 

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